下半期の経営方針について

10月より全国的に緊急事態宣言が解除され、経済も生活も前向きに動き出す兆しが見え始めました。しかし、この減少の原因につきましては、専門家でも様々な意見があり、はっきりとしたものは判っていません。しかし、マスクの着用、手洗いの励行、三密対策は、今後も継続しなければならないことには、間違いありません。

さて、下半期にあたり皆様方にお伝えしたいのは、上半期同様、

目標⇒計画⇒行動⇒統制

の重要性です。目標とは未来であり、「どのような未来にしたいのか」を部、施設、そして個人が真剣に考え設定をすることが第一です。そして目標を達成するための正しい計画、行動を行うことで結果が出ます。結果は必ずしも目標通りにはなりませんが、その差が問題となり、次の目標となります。このサイクルが、明るい未来作りになります。このことは、会社の成長のみならず、自己成長にもつながります。

このサイクルを作る下半期にしましょう。

 

2021年10月10日

五体満足

7月23日からのオリンピック、8月24日からのパラリンピックが開催されました。開催の可否に色々なご意見がありましたが、無事に終了し、多くの感動を共有できたことは間違いありません。

五体満足の五体とは体の部分を指すより、体全体を指しています。五体満足がオリンピックなら、五体不満足はパラリンピックでしょう。今から23年前にべストセラーになった乙武洋匡氏の「五体不満足」では、五体不満足は不便だけど、不幸ではありませんと書かれていましたが、パラリンピックの選手を見て、まさにその通りと感じています。パラリンピックの選手は、自分のできる範囲で、最大限の努力をし、結果パーソナルベストを出している姿に、私は大いに感動・感化されました。

私は、過去の手術等により、若干機能低下のところがありますが、パラリンピックの選手に比べて不便ではありません。彼等同様、素敵な笑顔を見習い、パーソナルベストを出していきたいと思います。

最後に、ボッチャの杉村選手、おめでとう!  感動!

 

2021年 9月10日

原爆の日

1945年8月6日には広島に、同9日には長崎に原子爆弾が投下されました。世界で2回しか投下されない原子爆弾が日本で投下され、広島では10余万人、長崎では7万人を超す犠牲者が出ました。残された被爆者で、先月の「黒い雨」訴訟で、やっと国が控訴せず原告側勝訴が確定しましたが、76年という長期間での解決は、被災者に大きな負担を掛けたことは想像できます。

現在日本では、オリンピックや新型コロナウイルス関連が多く報道され、残念ながら、原爆の日の報道は少ないように思います。

私は、大学一年生の時に友人に誘われて、当時の学生運動の原水爆禁止運動に参加し、この暑い8月に広島・長崎を訪問しました。原爆ドームや原爆記念館を訪れ、また関係者と話をし、少しですが学ぶことができました。

平和の祭典と呼ばれているオリンピックが開催している中、原爆の日は世界の人にも忘れてはならない日ではありますが、それ以上に日本人には絶対に風化してはいけない出来事の一つです。

 

2021年8月10日

両利きの経営

新しい経営年度になりまして3ヶ月が過ぎました。令和3年でいえば、早いもので半年が過ぎました。昨年初めから新型コロナウイルスは、未だ収束されず翻弄されています。このような現実では、なかなか将来が見定められないですが、諸外国では、感染収束の方向で、日常生活に戻りつつあるようです。

会社の今期のテーマは、「両利きの経営」を掲げました。これは、利き手の本業だけではなく、利き手以外も力を入れましょうということです。利き手以外とは、利き手周辺の新規事業のもとで、利き手の本業は深掘りを進め、利き手以外は本業からの横堀りを行い新規として進めていくことで両利きの経営ということになります。従来も実践していますが、今後さらに推進していきたいと思います。

世の中は、この新型コロナウイルスで一気に進化し、効率性や生産性を高めるITやAIを使った経営に移行しています。利便性は一気に高まりましたが、一方では、人と人とのつながりのアナログの重要性が叫ばれています。人は支えあって生きていく生き物です。

今回の「両利きの経営」の実践に関しては、システムの推進と同時に、人との関わりも同時並行的に行われないと結果が伴いません。このような時代だから、人との出会いや関わりを大切に、業務に邁進し、成長に繋げましょう。

 

2021年7月10日

青天を衝け

2021年の大河ドラマは、渋沢栄一の物語である。次の一万円札になる人物であることは、皆さんご承知のことと思いますが、ではどんな人だったのでしょうか?

渋沢栄一は、開国から昭和初期までの激動の時代に活躍をした人物です。渋沢栄一は、本来尊王攘夷派でありましたが、幕末では一橋慶喜に仕えました。その後、明治新政府にも仕えて、日本初の銀行創設や多くの事業に関わり、日本経済の基礎を築いた稀有な人物です。

渋沢栄一の書に、有名な「論語と算盤」があります。簡単に言えば、人間は「論語で人格を磨くこと」と「資本主義で利益を追求すること」の両立が大切であると説いたものです。そして必要なのは、そのバランスであると。今の時代に、まさに当てはまる言葉であります。

現在、ややもすれば、「今だけ」「私だけ」「お金だけ」の傾向がみられることが多々あるように思われます。私の経営論は、常に人間性を磨き、利益は出すのではなく、利益が出るような経営を理想としています。また渋沢栄一は、社会活動にも積極的に取り組み「道徳経済合一説」も、私達の未来に大きな影響を与えることになるでしょう。今後、意識していきたいと思います。

 

2021年6月10日

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